本のはなし

こんにちはーLaughing

寒くなってきましたね・・・・お風邪などひいていませんか?

 

またまた本の話をします・・・・>^0^<

つい最近読んで、とても面白かったのが、沢木耕太郎 著 『凍』 です。

車の移動の時に聞いていたラジオで、パーソナリティーがおすすめとしていたので、

それにノッて読んでみました!タイトルが印象的だったのもあります。

 

日本では最強のクライマーと名高い、山野井泰史という登山家のノンフィクションで、

ヒマラヤの難峰ギャチュンカンという山での、それはそれは壮絶な、そして奇跡的な

登山行を描いています。

エベレストの隣りに位置し、世界で15番目に高い標高7952mのギャチュンカン、その北壁に挑む。

酸素濃度は平地の3分の1、零下30から40度という氷の世界。酸素吸入なしで、小人数又は単独で一気に登るアルパインスタイルでのアタックを、妻でやはりクライマーの妙子と二人で挑戦する。

吹雪の中で垂直の壁を登り、壁の途中でぶら下がったままでビバークし、雪崩に襲われ落ち、はぐれ、またお互いを見つけ、限界に耐え、命と引換えに凍傷で指を何本もなくして、二人は生きて帰ってくる。

この二人の成し遂げた偉業に、深く心を動かされてしまうのです。

これほどまでの精神力をどうして持てるのかと・・・・。

泰史の強さと、そしてそれ以上の強さを持つ妙子。出会うべきして出会ったこの運命を、本当の奇跡と呼びたくなります。

 

あー、語りつくせないですぅ・・・・・・・

 

沢木耕太郎は『深夜特急』シリーズ等で読んでいたのですが、このすばらしい作品に、改めて魅せられてしまいました。

 

読んでみたくなったでしょっ!? 笑