劉備か曹操か、はたまた孫権か

ついこの間まで暑い暑いと言っていたのに、今晩は木枯らし1号が吹くとか。

今年は秋らしい季節も無くこのまま冬になってしまうのでしょうか。

読書の秋はどこに行ってしまったのでしょう。

 

読書といえば電車の中と決めているのですが最近はあまり電車に乗らないので読書量がめっきり落ちてしまいました。

今は、4冊ほど並行して読んでいる状態で遅々として進みませんね。

特に宮城谷の「三国志」は去年の今頃1、2巻が出てから数カ月おきにしか発刊されず、やっと今月5,6巻が出たというペースなので、読み始めるときには前の巻にざっと目を通さないとうまく繋がらなくなってます。

 

「三国志」といえば「蜀漢」の劉備、諸葛孔明と関羽に張飛がスターのようですが、私は一般的には悪人扱いされることが多い曹操贔屓です。

「三国志」は三国志演義がなじみ深く、これが劉備の側から描いた、講談本みたいなものですから仕方ないのでしょうが。

 

私が最初に触れた「三国志」は陳瞬臣の「秘本・三国志」で曹操の側から書かれたものだった影響も大きいと思うのですが、客観的にも本来の中国といえる「中原」の地域はほとんど曹操の「魏」の版図だったのです。

「邪馬台国」に関する記述があるのも「魏志倭人伝」ですし、「魏」は日本人にとっても他のの2国よりはるかに縁の深い国だったのです。

「蜀」は辺境の山の中ですし、「呉」は南方の瘴癘の地です。

なんで劉備の「蜀」が正義で正当のように言われ、曹操は悪人にされてしまったのか、納得がいきません。

同時に戦乱の時代を最も平和に維持した「呉」ももっと評価されて良いのではと思いますが。

皆さんのご贔屓は「劉備」ですか、それとも「曹操」ですか、「孫権」ですか。

 

パチンコ「三国志」でもしながら考えてみることにしますか。

営業の橋口でした。