北国に春はいつ来るのか

街路樹のコブシのつぼみも白く膨らんできました。東日本大震災の発生から1週間以上経ちましたが今だ被害の全容が明らかになってきません。また3月にしては寒い日が続いています。本当に北国には春が訪れるのでしょうか?

今回の地震は我々の過去の経験を遥かに超える規模で被害が出てしまいました。遠く離れた関東でもかなりの揺れを感じ色々な被害が出ました。私の担当した被害復旧工事では電気温水器の配管修理が5件、浴室のタイルの落下が1件ありました。電気温水器の事故は地震の揺れで温水器が移動して配管が破損するというものでした。

今回の震災は津波の猛威を嫌と言うほど見せ付けられた物でした。建築を職業とする者として地震の振動によって起こった建物の被害がどの位発生したかということを知りたいと思いました。

関東大震災の規模を基に作られた構造計算がどの位効果があったかを知りたいと思いました

テレビで観るかぎり津波前にはかなりの建物が建っていました。大規模な建物が画面に写らなかったので判断はできませんが被害は少なかったように思います。木造については雪の関係と地震の多発地帯と言う事で屋根の瓦葺きが少なく被害も大きくならなかったと思います。今後各方面で色々と検証されると思います。興味を持って見守っていきたいと思いました。

原子力発電所の事故も当初の想定を遥かに超えた規模で起こっています。早期の解決を祈っております。

北国に春が訪れ、皆が笑顔で生活できる日が早く来ることを祈っております。

                         大谷 親弘