十五夜の夜に
宮武です。
めぐろパーシモンホールで行なわれた 隈研吾さんの講演を聴きに行きました。
日本を代表する建築家として現在国際舞台で活躍中ですが、独立当初は
バブル崩壊後の不景気で公共事業や大型プロジェクトが中止もしくは
延期され、東京ではほとんど仕事がなかったらしいです。
「それが幸いして」(と本人は話されていましたが)日本の地方の町で、その土地の
材料を使って、地元の職人さんたちと仕事をする機会に恵まれたとのこと。
土や、竹、藁葺きなどは日本古来の素材にもかかわらず、それらを近代建築に
生かした建物はわたしたちにも新鮮に感じられますね。
東京の 根津美術館はSRC造らしいですが自然素材の竹が印象的な建物です。
「否定的なことを言う人は多いけれど、情熱があれば解決策はきっと見つかる」
とはプロジェクトを実現するためにさまざまなハードル乗り越えてきた隈さんの
含蓄ある言葉ですが、今のわたしには妙に心に響きました。
帰り道に見た中秋の名月(です)