地震の影響

こんにちは、いしいです。

 

またもや大震災の話になってしまいますが、
身近なところでの被害が、いろいろと出てきました。

 

とあるマンションの8階から11階。

 

大地震の時に、室内の洗面室に設置されている電気温水器(370リットル)が、
大きな揺れにより繋いでいる配管が折れてしまったり、
最悪は本体が倒れてしまうという事故が、何件も起こっていました。
お湯とお水が出っぱなしになり、床上浸水。

その後下の階へ、そのまた下の階へと、漏水を起こしました。

マンションは大パニックになり、被害を受けた方々は呆然とされたそうです。

 

そしてそれから1ヶ月あまりが過ぎ、
その事故の直下のお部屋の被害を改修するために、
漏水補修・復旧工事に入りました。

 

玄関を入ると、湿気とカビの臭いに気づきました。
そして天井は、下地の石膏ボードの継ぎ目という継ぎ目にカビが生え、
それがクロスの表面に、ライン状にくっきりと出てきています。

クロスを剥し、石膏ボードをこわしてみると・・・・・
ボードの裏側に、びっちりと、様々な種類のカビが生えていました・・・。

 

結局、天井裏のその状態は世帯全体に起こっており、
部屋によっては壁の下地にも広がっていました。

 

カビって凄まじい威力です!!恐ろしいものです。

ここまでひどい状態は、今まで見たことがありません・・・。

 

『ここに住んでいたら、病気になってしまう・・・。』
お住まいのお客様は、愕然とされていました。

 

カビの生えている下地は全て壊して撤去し、
新規に作り直してから内装をするのですが、
地震での被害は通常の保険では対応されず、実費となることが多いようで、
その実費も、原因となった温水器を持つ上階の方ではなく、
被害を受けたその階の方が負担しなければならないとのことでした。

 

お住まいのお客様が、本当にお気の毒です・・・・・涙・・・涙
(色々なケースがあると思いますが、今回はそういうことでした・・・涙)

 

被災地ではありませんが、こんなふうに地震の被害で苦しむ方々が、
ごくごく身近にもいらっしゃること、痛感しました・・・。

 

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株式会社ケンテック  石井由佳