シャルロットペリアン展

鎌倉近代美術館で開催中の シャルロットペリアン展を観に行きました。

建築の巨匠ル・コルビジェとの共同作業により、数多くの家具を生み出しています。
1940年代に「輸出工芸指導顧問」として日本政府に招かれて初来日し、
日本の「民藝」運動に触れ、日本のデザイン会にも大きな影響を与えます。

 

 

 

 

わたしが好きなのは、今回の展示にはありませんでしたが、彼女のデザインしたキッチン!
家族と話しながら料理できるカウンターキッチンも彼女のアイディアとか。

コンパクトでも、日々料理をする女性ならではの工夫をふんだんに
取り入れたキッチンは使いやすそうで、扉の色使いもかわいくて
実際、彼女はとても料理好きだったそうです。

また、今回の展覧会で驚いたのは、シャルロットペリアンは当時のフランスで
ユニットバスを提案していた、ということ

ヨーロッパでは現在も洗い場のない浴槽だけのバスルームが多いなか、
半世紀も前に、浴槽と洗い場が分かれているユニット型の浴室を提案していたのです。

浴槽につかる日本文化に影響を受けたと思われる、と解説に書かれていました。

いつの時代も新旧、東西が交流して新しい文化を生み出しているのですね。

(ただしこのユニットバスの様式は、水が貴重なヨーロッパでは実用的でなかったのか
あまり普及していませんけどね

お風呂のリフォームはケンテック

おまけ。鎌倉八幡宮の大きな松にとまっていた鷺。
新しい年も、みなさまに幸運を運んできますように