LED照明
こんにちは。
ここにきてやっと涼しくなって来ました
ただ、せっかくの日曜日なのにあいにくの雨です。
さて、最近ではLEDを使用した照明は種類がかなり増え、お値段的にもかなりお手ごろな物も出てきました。皆さんのお宅でも、白熱や蛍光灯からのLED化が進んでいることと思います。このエコの代名詞でもあるLEDですが、意外とその性質は知られていないことも多いので、今回はLEDの寿命について少し書いてみたいと思います。
「LEDの寿命は何時間ぐらいでしょうか。」
ちょこちょこ東芝のCMでも目にしますが、LEDランプの寿命は40000時間(点けたり消したりして10年間)と言われています。しかし実はこの「寿命」という捉え方がLEDは他の照明と異なります。
一般的に白熱球の寿命は約3000時間、蛍光管の寿命は6000から12000時間と言われています。白熱電球の場合は切れたときが寿命となり、蛍光灯はチカチカ、ジジジ・・・と言い出したら寿命となります。
それに比べLEDランプは徐々に暗くなっていきます。まれにランプではなく、機械部分(LEDを点けるために電流を調整している回路)が壊れ、点かなくなったLED照明もありますが、ここが壊れなければ(暗くはなりますが)半永久的に点いています。
しかし、目安が無いと他の光源とも比べられないため、LEDは初期の光度(光束)の70%になったら「寿命」にしましょうと日本照明器具工業会が決めました。そのため売られているLEDランプはこの規定を基に寿命が記載されています。
LEDランプについては、まだまだ導入年数が少ないのではっきりとは言えませんが、年々徐々に光度が下がるため、「70%」と言われても、毎日生活しているとなかなか暗くなっていることに気がつかないと思います。
LEDランプにしてから数年、物が見え難くなってきたのは歳のせいではなく、ランプのせいかもしれません。試しに交換してみて下さい。