電力不足でもエコキュートや電気温水器は無くならない。

電気温水器の交換を行いました。

3月11日の東日本大震災で上階の電気温水器からの漏水で天井が水浸しになりその内装の復旧工事と平行して電気温水器も交換することにしました。

今回交換した電気温水器も地震の影響で5cm以上移動していました。たまたま梁に当たって移動が抑えられたため漏水には至らなかったのでした。電気温水器の漏水は温水器本体からの漏水はほとんどありません。温水器の移動によって接続してある給水管、給湯管が外れて水が噴出すのです。水道管の圧力そのままに水が出る訳なのでその被害は甚大になります。

古いマンションのは給湯の熱源として電気温水器が多く使われていました。クリーンな熱源として、音が静かだと言う事でまた外気に面しなくても設置可能であると言う事で重宝されてきました。その後スペースの関係でガス給湯器が多用されるようになりました。最近は追焚き可能な電気温水器や昼間でも焚き上げ可能なものもあり、震災前まではエコキュートやオール電化のマンションが増え電気温水器も見直されてきました。震災後は節電が叫ばれて電気温水器も肩身が狭い思いをしてる事と思います。

原発や自然エネルギー等電力を取巻く環境は大変ですが電気温水器は深夜の余剰電力を使うという考えで今後も使われ続けるでしょう。

来週も電気温水器の交換を行う予定です。現地調査をしたところこの電気温水器も震災の時に動いていました。設置時にキチンとした施行が必要だと実感しました。

既存マンションは設計時のスペースの関係で電気温水器を他の給湯器に交換することは難しいので今後も電気温水器を使用しなければなりません。科学技術の進歩で効率の良い電気温水器が数多く出現する事を願います。また、電気料金が値上がりしない事を切望します。