資格さまざま

こんにちは 営業の橋口です。

 

先週金曜日に建築士講習というものに行ってきました。

設計事務所に所属する(実際に建築士の資格による仕事をしている)建築士全員を対象として新たにできた制度で、今後3年ごとの受講が義務付けられました。

 

例の「姉歯事件」を教訓にできたものでしょうが、今まで無かったのがおかしいといえば言えるものです。何十年も前にとった1級建築士の資格でも今のシステマチックな高層ビルの設計や監理が出来ることになっているのですから。(もちろん資格だけで出来るものでもないし、頼む人もいないでしょうが)

 

他の建築系のいろんな資格ではとっくに定期的な更新講習が制度化されています。

ですが、今回の事業仕分けでも俎上に上ったように、何のための資格なのか、講習なのかよくわからないものがあります。

 

だいぶ前ですが、あるインテリア系の資格を統括している団体の事務所に行ったことがありましたが、事務所の中はそれなりに働いている比較的若い人の中に、お茶を飲みながら悠然と新聞を読んでいる何人もの人(比較的高齢者)が目に付きました。

いかにも天下りなのだろうと思いましたが、さらに高収入の大物天下りが見えないところにいるだろうことを想像させるものでした。

その資格はあまり必要でもなかったため、更新はしませんでした。(更新料がかなり高額で、新聞を読んでいた人たちの姿がちらついたもので。)

 

建設に限らず、あまり意味の無い資格が横行しているように思います。(そういえば、「漢検」の理事長親子はどうなったんでしょうかねー)

 

しっかりと整理して、必要な資格は名前だけでなく、専門家としての技量を維持し続けられるようなシステムにすることは大事なことだと思いますね。