複層(ペア)ガラスには寿命がある!

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営業の長田です。
『暑さ寒さは彼岸まで』と言われるように秋の彼岸を過ぎてから、やっと過ごしやすくなりましたね。しかし今年の夏は暑すぎた!!
今回は最近特にお問い合わせが多い、複層(ペア)ガラスの内部結露についてのお話です。
一般的にガラスはヒビが入ったり割れない限り、交換するものではないと思っている方が大半ですよね。
単板ガラスが標準だったアルミサッシの窓が平成の半ばくらいから、建売住宅でも断熱効果に優れた複層ガラスが標準仕様になり、一般的なガラスとして普及しました。
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複層ガラスの端部は「封着材」と呼ばれる材料で二重にシールされ、中空層は密閉された状態にあります。紫外線がよくあたる部分や浴室のように湿気が多い部分のガラスはだんだん、ガラスを固定しているグレチャンとこの封着材が劣化し、これによってガラス内部の中空層面に結露や水滴、くもりが発生してきます。こうなるとガラスも見映えが悪くなるばかりか、どんどん断熱性能も低下してきます。
またこれを放置しているとカビが増殖したり、水槽のように水がどんどん溜まってしまうこともあります。
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こうなってしまったらガラスも寿命ですので、基本的にはガラスを交換する工事が必要になります。
ケンテックはこんな工事にも対応していますので、気になったらぜひお電話してみてください。
単板ガラスには保証期間というものがありませんでしたが、現在の複層ガラスには保証期間があります。この保証期間(一般的には10年が多い)に内部結露等、不具合があれば無償で交換してくれますので、建物の築年数を確認してみてください。