黄色の系譜

こんにちは、事務の茂山です

今年は春一番が吹かなかったり、桜の開花もやや遅め
でも会社の近くでは鶯の鳴き声が聞こえてきます
春もすぐそこですね

そんな中、春号のホロホロが刷り上りました
今回はケンテックのみんながミツバチに扮して
陽だまりパーティーのおもてなしです

春と言えば桜!と言いたいところですが、
菜の花やたんぽぽも春らしいなーと思い
「黄色」をメインにしたデザインになったのですが…、

実はまるで示し合わせたかのように
いつかの天声人語にこんな一文がありました

◇◇◇

美人画の鏑木清方が「きいろい花」という小随筆を書いていた。
田舎で目にする菜の花や蒲公英(たんぽぽ)といった黄色い花こそ、
憂いを知らぬ春の姿を宿していると大家はほめる。
桜もいいが、黄色の系譜がなければ、春を待ち、
春を喜ぶ心は寂しくなるに違いない

◇◇◇

おおおー
まさにその通りだなと、なんだか嬉しくなってしまいました
黄色の系譜…素敵な言葉です
(ちなみにこの日は文章全体も秀逸でした

欧米人が季節の盛りを愛でるのに対し、
日本人は「さきぶれ」に季節を感じるんだそうです。(たしかに
とすると、桜の開花を待つ今がまさに、
一番「春」を感じる時かもしれないですね

春を感じるホロホロも、間もなく皆さまのお手元に届けますので
ぜひぜひお楽しみに