お住まいの耐震性は大丈夫ですか

こんにちは、耐震診断技術者の橋口です。

 

今年も防災の日が近づいてきました。毎年いろいろなイベントが行われていますが、木造住宅の耐震化はあまり進んでいないようです。

皆さんのお宅の耐震性はいかがですか。この機会にぜひ考えてみてください。

 

防災の日というと、耐震だけでなく避難訓練だとか、防火キャンペーンだとかも行われます。神戸の大地震のときにも消防体制とか、自衛隊の緊急派遣体制がどうとかが議論になりましたが、どうも誤解があるように思います。

 

神戸では大地震発生後十数分のうちに亡くなった方の95%近くの方が倒壊した建物の下で窒息したり、圧死したりで亡くなっています。

 

地震による犠牲者を少なくするためには消火体制や救援活動はたいした効果は期待できないのです。とにかく家を強くするしか方法は無いのです。

家が壊れなければ窒息死や圧死は先ずありませんし、火災の発生も激減します。

「あなたのお宅の耐震性能」を考えてみてください。

 

8月30日?9月1日 新宿西口イベントスペースで東京都耐震フェアの一環として東京と登録の耐震診断士による耐震相談コーナーが設けられます。ぜひ、ご利用ください。耐震装置などの展示も同時に行われます。

当日どうしても都合の悪い方は「ケンテック」へどうぞ。

 

昨日も北区の住宅へ耐震診断に伺いました。やはり筋交いも非常に少なく相当の補強が必要な構造でしたがでしたが、同時にシロアリによる蟻害も発見してしまいました。よくあることなのですが、これも耐震診断をしたからこそ発見できた成果です。

 

 

 1階和室の床を支える「大引き」

という材料です。

ドライバーを刺したら中はスカスカでした。

 

他にも浴室ドアのしにも下にも同様の被害があり。