タイル張り浴室の弱点

連休の最終日からなんだか変な天気が続いています。
今日も竜巻やら雹が降るなどと注意報が出ていましたが、ほんの短時間の豪雨で済んだようです。
連休にお引越し予定の現場も無事完了し一息ついたところです。
リフォームで浴室の改修工事というのはかなり大きなウェイトを占めていますが、古いお宅でタイル張りの古い浴室を解体してユニットバスにリフォームするケースが多いのですが、この場合浴室の入口の真下が腐っているケースが非常に多く有ります。
壊さなくても、その近くの洗面の床が「きしむ」「下がる」「フカフカする」というお宅に良く遭遇します。たいていの場合は浴室入口の敷居の辺りから水が染み出て、床下地や土台を腐らせてしまっているのですが、時にはその水分を求めて白蟻がやってくる場合もあります。こんな症状があったらお気をつけください。

過去の工事例ですが、こんなケースが有りました。

この写真は浴室の外壁側の柱ですが、下半分程度が白蟻に食われてスカスカになっています。チョッと手で押しただけで動きます。
もちろん土台も半分ほどになっていましたが、こちらは腐りのようでした。
このまま放っておいたら建物の大きな弱点になるところでした。
早速、土台とも新規に取替えしっかりしたお住まいにリフォームさせていただきました。

やはり、水を常時使うような場所は充分に点検しておくことが必要ですね。
早速洗面所の床を点検してみてください。