木造住宅のタイル張り浴室
今年も数日を残すところとなり、昼間でもグッと冷え込むようになりました。
耐震診断、補強工事に明け暮れた1年でした。
まだまだ、強度不足の住宅はたくさん有りますので、来年も1棟でも多く耐震補強を進めて行きたいと思います。
それほど古い住宅でなくても、構造上注意すべきポイントについて書きます。
木造住宅の浴室は最近ではユニットを使う例が多くなりましたが、高級感を求めてタイル張りの浴室にこだわるお宅も少なくないと思います。
しかし、このタイル張り浴室は非常に問題が多く発見される部分です。
土台が腐っていて原形をとどめていないような例も少なくありません。場合によっては柱まで下のほうが腐っていたり、水分を求めて白蟻が活発に活動している場合もあります。
木造住宅の浴室はもともと1階に設けられ、水漏れへの配慮が不要とのことで通常、防水は施工されていませんし、水の染み込み対する配慮もずさんな例がたくさ ん有ります。
洗面の床がふかふかでした。 カビだらけだった浴室です。
内外から水の浸入があったようです。
土台取り替え、アンカーボルトで固定 防腐土台と新規柱に交換
ユニットバスの利点は暖かいとかお掃除がしやすいとか他の人がこのブログでもいろいろ書いていると思いますが、建物の耐久性の面からもお勧めです。