耐震補強の工法

数日暑い日が続いています。気の早い人は梅雨明けかなどといっていますが、梅雨前線は南のほうに下がっていて、北に抜けないと梅雨明けにはならないそうです。
おかげで、屋根の葺き換えも外壁の塗装も工程に大きな狂いが出ずに進捗しています。

耐震補強工事は終わってしまうと、補強した部分が見えなくなってしまいますので、キッチンやお風呂の交換、内装工事などに比べ完了時の楽しさにチョッとかける工事です。
先日も補強工事の完了したお客様から、「息子が見に来たが、補強した形跡が分からないので、工事中の写真を見せたら、こんなに工事をしたのかと驚いていた。」とのお話を頂きました。
耐震補強といえば、外壁に金属の筋交いのようなものや、鉄骨が見えたりして、みっともなくなるものと思っていたそうです。

耐震補強の方法もいろいろ有ります。
揺れを逃がす免震工法や揺れを軽減する制震工法なども有りますが、リフォームに向いている工法は、壁の強さを強化する方法ですが、これも内側からするか、外壁側からするかで方法は変わってきます。
外壁を補強することで強化できるのであれば、生活にあまり支障は出ないで済みますが、外壁だけで補強が間に合うかどうかという点と、比較的費用が掛かり、施工部分が目立ちやすいという問題があります。
内部からの場合は、先ず収納をなるべく補強の対象にしますが、室内の壁を補強する場合は内装をどうするかによって費用が変わってきます。
どちらの場合も、一番一般的な筋交いの設置や構造合板張りが多く考えられますが、他にもいろいろなメーカーが使いやすい、補強材を開発しています。
いずれにしても、正確な耐震診断を基に、お客様のライフスタイルを考慮しながら、充分な打ち合わせをしながらしっかりとした補強設計をすることが大切です。
補強方法は無数に有るといってよいほど、いろいろな工法の組み合わせが可能です。
そして、リフォームと同時に考えると、経済的で美しい補強が可能です。

お住まいに不安を感じたらぜひ御相談ください。