自然素材リフォーム2

こんにちは、アドバイザーの板倉です。

先日まで行っていました自然素材の内装工事が無事完成
お引き渡し完了しました^^

本当は完成写真をババーンと掲載したかったのですが
最終日の家具移動ですとか、別注のクリーニング屋さんと
かち合ってしまった為、最終完成写真がまだ撮れていない
という状況なのです。

お客様の用事がひと段落しましたら改めてお伺いしまして
その時に写真を撮らせていただこうと思っていますので
今回は自然素材の内装工事の流れを写真と併せてご案内
させていただきます。

まずは紙クロス「オガファーザー」貼工事です。
こちらは紙で出来たクロス材にウッドチップがすき込まれて
いる自然素材です。
このウッドチップが呼吸することにより、室内に常にきれいな
空気を提供してくれます。

ウッドチップの作り出すデコボコが素材の立体感を生み出し
ダウンライトなどの照明をあてるとまた違った姿を現します。

紙クロスは薄くて破けやすいデリケートな素材です。
天井などの長手方向に貼る場合は2人あるいは3人がかり
での作業となります。

次に貼り付けたオガファーザーに自然塗料「デュブロン」を
塗布します。

この「デュブロン」は自然素材で作られた塗料となっており
油性塗料のような強いにおいも少なく、またオガファーザーの
呼吸する気孔を上から塗っても潰さない性能を持っています。

またこの塗料は「何年後にメンテナンスで塗り直しだけ」という
重ね塗りも最大で10回まで可能ですので長い目で考えると
お手軽かつお得ですね。

また上の写真のように自然顔料「ウラ」を「デュブロン」に混ぜる
ことにより、白ベースの「デュブロン」をクリーム色や赤褐色など
の色を付けることも可能です。

今回は天井はデュブロンの白、壁は顔料としてクリーム色のウラを
混ぜて塗っていきました。

最後にリビングと玄関の壁にスイス漆喰「カルクウォール」を
塗りました。

先日のブログでもご案内しましたが、既存のクロスの裏紙まで
剥がすという大変手間のかかる作業があります。
しかし、これをキッチリ行っておかないと施工後に灰汁が出てきたり
クラック(ひび割れ)が生じやすくなってしまったりするのでとっても
大切な作業です。

漆喰は強アルカリ性を持ちますので灰汁止めの役割を
兼ねてシーラーと下地材をしっかりまんべんなく塗布する
必要があります。

最近は漆喰塗り調の壁紙なども多く出てきていますが
やっぱり本物には断然かないませんね。
職人さんの手で技で生み出されるこの世に2つとない意匠が
素敵です☆

さらに今回は玄関の漆喰に赤褐色の顔料「ウラ」を混ぜ込み
重厚感ある漆喰塗りをしました!

おまけと言ってはなんですが、キッチンには腰高まで健康建材の
エコカラットを貼りました。

タイルの上を大工さんにご協力いただき見切り材をちょうどいい
大きさに加工していただき、ラインを一本引くことでエコカラットと
オガファーザーそれぞれの存在をお互い潰しあわないように主張
出来たのではないかと思います。


 

 

 

全室手掛けた自然素材の内装工事。
期間こそ2週間ほどかかりましたが施工後のお部屋の空気は
格別に違います。

シックハウス症候群が気になる方やひとつ上の内装工事を
お考えの方がいらっしゃいましたら是非ケンテックまでご相談ください。

それでは!!