ビードとグレチャン

営業の長田です。今年の夏は本当に暑いですね。皆さん熱中症にならないよう気を付けてくださいね。
今回は知っているようで知らない話、第2回。ビードとグレチャンの違いです。
普通の方はまず聞きなれない言葉だと思いますが、アルミサッシの窓ガラスを固定する部材ですね。
窓ガラスの固定の仕方は3パターンあります。一つはビード。二つ目はグレチャン。そして三つ目はシーリングです。
一般的にシーリング固定はマンションに多く、ビードやグレチャン固定は既製サッシを多くつかう戸建住宅に多い
ようです。ビードは正式名称をグレイジング・ビード。グレチャンはグレイジング・チャンネルと言います。
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この写真がグレイジング・ビードです。
ビードは窓サッシにガラスを仮設置した後、内側外側の両側から別々にガラスとサッシの隙間に押し込んで取り付けます。

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この写真がグレイジング・チャンネルです。
サッシのガラス溝巾のサイズにより、種類を変えて取付ます。写真中央部の溝にガラスを嵌めこみ、ガラス板のまわりを包み込む形で、そのまま窓サッシに取り付けます。
なのでグレチャンはサッシにしっかり固定され、取れにくいというメリットがありますが、一方これを交換する時は一度サッシの障子枠を解体し、ガラスを取りはずさないと交換できないというデメリットもあります。
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ビードもグレチャンもどちらもゴム製のパッキン材ですので寿命があります。(一般的には10年~15年くらい)
経年劣化によりだんだん硬くなり、窓ガラスががたつくようになったら交換のサインです。また衛生的にいくら掃除
してもカビが落ちない場合や触るとベタベタしてきたら、これも交換時期です。早めに対処するようにしましょう。