住まいの安心、安全

おはようございます。

今日はしとしと雨が降っていて寒い日ですね。

 

昨日は木造住宅の耐震診断結果のご報告に伺いました。

区からのご依頼によるもので、昭和56年以前の建物ですので、ほとんど全部あまりよい結果ではありません。少なからず気が重いものです。

 

お客様があまり憂鬱にならないように、話し方、お知らせする順序なども考えながらお伝えするようにしています。

築年数のたったものが多いので、診断を依頼される方がその建物を新築された方のご子息である場合が多く、比較的冷静に結果を聞いていただけるのですが、たまに、おじいちゃんが同席され、最初に「この建物はとても腕の良い大工に建ててもらった

んですよ」等と言われてしまうと、本当に神経を使ってのご説明になります。

過去の例でも土台に古材の端材が使われていたり、基礎が大谷石だったりしたお宅が有り、お話しないわけにもいかず,小出しにしながらお伝えするのですが、だんだんおじいちゃんの元気が無くなっていきました。こんな時はつらいです。

 

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12・11

大谷石の基礎に古材の床組み

 

とはいえ、自分の愛するわが家に「殺される」事のないように、一軒でも地震に強い家になるように、お役に立ちたいと思っています。

 

しかし、耐震診断も補強工事も奥が深いです、やればやるほど新しい疑問にぶつかることが多い仕事です。いまだに勉強の日々です。

 

2000年以前の建物にお住まいの方には一度耐震診断を受けてみることをお勧めします。