庇(霧除け)の役割り

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営業の長田です。なんと今年もあと1月。ついこの間、初詣で行ったと思ったらもう1年も終わり。
本当に1年が転げ落ちるように早いですね。
ところで今回は『庇(霧除け)の役割り』のお話です。
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『庇』とは窓やドアのすぐ上に設けるもので、役割としては雨などの吹き込み防止と直射日光の遮りです。
屋根屋さんや大工さんと話をしていると、庇のことを『霧除け』と呼んでいるのを聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、何が違うのでしょうが。答えを先に言うと、二つは同じものなんです。
この『霧除け』という名前の由来は「霧や小雨くらいの雨を除けられる」からとのこと。
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最近の住宅ではすっきりした外観デザインを好む傾向にあり、またコストダウンにもつながることから庇をあまり見かけなくなりましたが、この庇は高温多湿な日本において非常に重要なパーツでした。
現在は各部屋にエアコンが設置されていて除湿することは簡単ですが、エアコンの普及する前は吹込まない小雨程度なら窓を開けておけるため、換気対策としてだいじな役割を持っていたのですね。
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また奥行の深い庇は晴れた日に直射日光を防ぎ、室内の温度上昇にも一役買っています。
最近は後付け庇やオーニングなどもありますので、暑い夏対策としてもご検討ください。