東国三社めぐり『その1』

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営業の長田です。立春も過ぎ少し暖かくなった気がしますね。ただ花粉症の私にとってはこれからが恐怖の季節です。桜が散るまで何とか耐えなければ・・
ところで先日、江戸時代にお伊勢参りに次いで広く親しまれていたという東国三社めぐりに行ってきました。
東国三社とは茨城県の香取神宮、鹿島神宮そして千葉県の息栖神社を指します。
それぞれがパワースポットなのですが、この3つの場所を線で結ぶと二等辺三角形ができ、その中では不思議なことが起こると言われているようです。
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巡る順番がないみたいなので、私はまず香取神宮へ。
香取神宮本殿は初代神武天皇が在位しているときに創建されたと云われていますから、今から2,680年くらい前に建立され、1700年(元禄13年)に徳川幕府の手により現在の社寺に建替えられているとのことです。
昭和52年には国の重要文化財に指定されています。
写真は表参道の入口です。天気が悪くほとんど人がいませんが、厳かな感じが漂っています。
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ゆるい坂道の表参道を上がって行くと総門に着きます。
この門はきれいな緑青(ろくしょう)銅板葺きの屋根で朱色の梁・柱とみごとに調和しています。幅の広い石段から見ると廻りの樹木と一体化して本当に美しい建物ですね。
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総門から楼門を抜けると本殿が見えてきます。
檜皮(ひわだ)葺き屋根のりっぱな建物です。
シンメトリーなフォルムで厳かな建物に圧倒されます。
社寺を見ていつも思いますが、日本建築の美しさは屋根の美しさですね。
特に化粧垂木の木組みと屋根の曲線美はどの神社仏閣をみても感心します。昔は差し金だけであの曲線を施工したということですから、さすが宮大工さんですね。
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本殿から奥宮にもどる途中にある要石は、地震を起こす大なまずを抑えるため、鹿島神宮と香取神宮の地中深くまで差し込んでいる霊石で、この二つの石で大なまずの頭と尻尾を抑え込んで大地震が起きないようしているんだそうです。
『すずめの戸締り』という映画のモデルにもなっています。この映画では大なまずではなく巨大ミミズでしたが・・
つづきは『その2』で・・・・