住宅照明 知恵袋 明るさについて その3
松本史郎です
<照明の明るさは何W(ワット)?>
この疑問には間違えが有ります。
明るさの単位は
照らされている場所の明るさを<ルクス(lx)>で表し
光源の明るさを<ルーメン(lm)>で表します。
Wは明るさの単位では有りません。
でも、エンドユーザーは気にする必要は有りません。
明るさを感覚として一番分かり易いWで考える方が
間違えが少ないと思います。
たとえばLED電球のパッケージにも<60W>が強調して書いてあります。
実際のW数は7.3Wです。
でも<白熱灯60W相当の明るさの電球ですよ>と書くのが
一番明るさを実感できるので、Wを強調しています。
この電球には<810Im(ルーメン)>と書いてあります。
これがこの電球が出す光の強さです。
専門用語では<高束(こうそく)>といいます。
<速(早さ)>ではなく<束(たば)>、つまり、光の量です。
旧来の60Wの白熱灯(電球)の高束が810lmです。
つまり同等の光を出しているこのLED電球は
白熱灯60W相当の光を出すLED電球になるわけです。
住宅照明のカタログにも
この様にW数が強調して書いてあります。
このカタログ抜粋の写真を見て?と思った方は
別項の<住宅照明 知恵袋 明るさについて その4>
を読んでみてください。