マンションのエアコン先行配管工事

こんにちは。
営業部の高野です。
はじめてのブログです。

今回は先頃お引渡しが終わった分譲マンションのエアコンの先行配管工事について。

施主様がお住まいだったお部屋を出られ、リフォーム後は賃貸にされるとのことでした。
水まわりの商品の交換や和室を洋室に等のリフォーム内容だったのですが、施主様の一番のご要望は洋室1のエアコン設置でした。

リフォーム前の洋室1はウィンドファンエアコン(窓に取り付けるタイプ)だったのですが、ウィンドファンだと通常のエアコンより賃貸金額が下がるらしいのです。
エアコン設置にあたり一番の問題はエアコンのドレン配管(使用時に発生する結露水を排水する管)でした。

排水配管は水勾配を設けながら洗面室や浴室等の排水配管に接続するこが多いのですが、
今回は洋室1から水まわりの排水配管に勾配をとって接続するのは不可でした。
その為、隣の和室(リフォーム後は洋室2)のエアコンスリーブを使用してバルコニーヘドレン配管を『先行配管』することとしました。

洋室1から洋室2のエアコンスリーブまでは約7mでしたが、エアコン室内機の高さを最小25㎝にすることで何とか勾配が取れた配管ができました。

洋室2にもエアコンを設置するので、一つのスリーブに2部屋分の配管(ドレンと冷媒管)合計4本を通すこととなりました。

工事1
洋室1と和室の仕切り壁撤去後に配管経路の墨出し
工事2
無事ドレン配管完了
工事3
次に冷媒管
工事4
何とか配管4本がスリーブを通過。
工事5
職人2人で15分位かかりました。
工事6
バルコニーに配管完了、後日エアコン取付時に室外機につなぎます。

工事7
洋室1エアコンの設置後
配管は壁の中に隠蔽。
点検口裏がエアコンと先行配管の接続場所です。
工事8
洋室2のエアコン設置後
こちらも配管は全て隠蔽されていてすっきり。
※施主様のご希望通りとなりました。
賃借人が早く決まりますように。