腐食した通し柱の取替え工事
こんにちは~。冬の寒さも一段落し、だんだん過ごし易くなってきましたね~。 今日は池尻のN様邸の腐食した通し柱の取替えのお話です。
N様は昨年、木造3階建ての中古住宅を購入しました。
弊社で内部のリフォームと外部(屋根・外壁)の塗装替えの工事をさせていただきましたが、
工事の途中でバルコニーからの漏水を発見。この漏水により
通し柱が腐食しているのを発見しました。
普通の管柱は梁-梁間をつないでいるので、取替えはさほど難しくないのですが この通し柱は2階~3階までの1本ものなので、簡単には取替えられません。 大工さんと何度も打合せし、周辺の大梁を補強しつつ、この通し柱の横に新設柱 を添える形での補強方法をお客様に提案しました。
お客様から承認をもらい、工事開始!
梁を削ってみると、かなりの腐食状態です。
外周部の梁を補強します。
柱の根元も金物で補強します。
既設通し柱に新設柱を添え、中央部の梁も補強し完成です。これで3階からの鉛直 荷重を1階に伝達することが出来、梁補強もばっちりです。
このようにして見ると簡単に施工してそうですが、実は結構ハードな工事でした。 ここまでの作業で大工さん2~3人で3日かかっています。
梁補強で追加した柱の部分は最終的にデッドスペースにならないよう、物入れとして
活用させました。
しかし、大地震が来る前に補強工事が終って本当に良かったです。これでお客様も 一安心です。