システムキッチンの始まり①ーステンレスの流し台
こんにちは~
只今、年4回の情報誌HoloHolo夏号を作成中です
オススメ商品でキッチンをご紹介するので、システムキッチンの歴史について調べてみました!!
(KENTECキッチン施工事例より)
システムキッチンの始まりはステンレスの流し台
こちらは1958年(昭和33年)竣工 公団晴海団地で始めて設置されたと言われています。
約60年前ですね!
【公団晴海団地】
日本住宅公団が造成した公団住宅。
ル・コルビュジエ、アントニン・レーモンドの元で学び、モダニズム建築の旗手として日本建築をリードした、前川國男の設計です。
総戸数168戸、鉄骨鉄筋コンクリート造10階建。
現在、晴海アイランドトリトンスクエアが建っている場所にありました。
公団住宅のダイニングキッチンには、戦前にアメリカで開発され、日本にも入り始めていた新素材「ステンレス」を用いることがあらかじめ決められていたそうです。
しかし日本にはステンレスをプレス加工して大量に生産できるメーカがまだありませんでした。
ステンレス製の流し台もありましたが、いずれも1万円以上の値段がついていたとのこと。
当時の大衆向けの流し台平均価格が2,000円~3,000円といわれていますから5倍近い
値段がしたことになります。
しかし、大量生産できないことには公団住宅には使用できません。
そこで白羽の矢が当たったのが、東京・板橋に板金工場を構えていたサンウエーブ(現LIXIL)です。
自動車部品の製造に用いる大型のプレス機械をつかって、試行錯誤の上、ステンレス流し台の一体絞り型シンクの大量生産に成功
大量生産に成功した事により、コスト問題も解決し、ステンレスの流し台は急速に普及していきました。
←日本初のステンレス深絞り流し台
(LIXIL HPより)
ここから日本のシステムキッチンの歴史が始まります
続きはその②で・・・