玄関収納計画と外出時からの手洗いのすすめ

こんにちは。
住空間アドバイザーの鈴木です。

~家族が安心して暮らせる住まいづくり~

「玄関がいつも靴であふれている…」
「帰宅したらすぐに手を洗いたいけれど、洗面所まで動線が長い…」

多くのご家庭で耳にする声です。特に外出が多い日や、子どもが学校から帰ってきた瞬間、玄関は一時的に大混雑。靴やカバンが散らかるだけでなく、外から持ち込んだ花粉やホコリが家の中に広がってしまうのも気になるところです。

そんな悩みを解決するカギとなるのが、『「玄関収納の計画」と「外出時からの手洗い習慣を支える動線」』です。

家族の健康を守りつつ、片付けやすく快適な住まいを実現するための工夫を、リフォームの視点からご紹介します。



玄関収納計画のポイント

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● 家族の動線に合わせた収納

玄関収納は単に靴をしまう場所ではなく、家族それぞれが「帰宅してから室内に入るまでの流れ」を快適にする役割があります。例えば、子どもは帰宅するとランドセルや上着をそのまま玄関に置きがち。大人も買い物袋を一時的に床に置くことが多いのではないでしょうか。

このような生活動線を踏まえ、ランドセル置き場・バッグ掛け・買い物袋の一時置きスペースを収納計画に組み込むと、散らかりにくくなります。

● 靴の収納量を見極める

靴の数は家族構成やライフスタイルによって異なります。一般的には1人あたり3〜5足を常時収納できるスペースがあると安心。シーズンオフの靴は別の場所へ移すなど、収納を回転させる工夫もおすすめです。

● 見せる収納と隠す収納のバランス

すっきり片付けたい一方で、おしゃれな玄関演出も楽しみたいもの。来客から見える位置は扉付きの「隠す収納」、家族が日常的に使う場所は「オープン収納」にするなど、見せ方を工夫すると生活感を抑えながら使いやすさを両立できます。

外出時からの手洗い習慣を支える動線

なぜ玄関近くに手洗いが必要?

近年の生活様式の変化で、「帰宅したらまず手を洗う」という習慣が一般的になりました。ところが、洗面所が2階や廊下の奥にある場合、玄関からの移動中にドアや家具に触れてしまい、せっかくの衛生対策が不十分になることも。

そこで注目されているのが、玄関横に手洗い場を設けるリフォームです。
外から持ち込んだ花粉・ウイルス・ホコリを、家に入る前に落とせるのが大きなメリット。
特に子どもや高齢者のいる家庭では、毎日の安心につながります。

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● リフォームで実現できる工夫

・コンパクト手洗い器:幅40cm程度から設置可能。狭い玄関でも導入しやすい。
・タッチレス水栓:手をかざすだけで水が出るので、子どもも使いやすく衛生的。
・デザイン性:ボウルや水栓のデザインにこだわれば、インテリアとしても楽しめる。

帰宅動線に「手洗い」を自然に組み込むことで、家族全員が無理なく清潔な習慣を続けられます。

玄関まわりのリフォーム実例・アイデア

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シューズクローク+手洗い器の組み合わせ
 玄関の横に奥行きのあるクロークを設け、靴やコート、バッグをまとめて収納。その隣に小型の手洗い器を設置すれば、帰宅後の一連の動作がスムーズになります。

省スペース手洗い+壁面収納
 限られた玄関スペースでも、壁面を活用すれば収納力を確保可能。小さな手洗い器を合わせて配置すれば、効率的で実用的な玄関に。

デザイン性を重視した来客対応型
 おしゃれなボウルや照明を組み合わせると、来客が使っても気持ちのよい空間に仕上がります。


将来を見据えた計画

玄関収納や手洗い器は一度リフォームすると長く使うもの。将来の生活を考慮することも大切です。

・高齢になっても無理なく使える高さや位置
・子どもが成長しても使い続けられる収納容量
・お手入れしやすい素材や設計


長期的な視点でプランを立てれば、リフォーム後の満足度も高まります。


玄関収納と手洗い動線の工夫

玄関収納と手洗い動線を工夫することは、毎日の暮らしを快適にし、家族の健康を守る大切なポイントです。

・散らからない玄関収納計画
・衛生的で安心できる手洗い習慣
・見た目と機能を両立したリフォーム


「玄関からはじまる快適な暮らし」
を叶えることで、家全体の住み心地も大きく変わります。
リフォームをご検討の際は、ぜひ収納計画と手洗い動線をセットで考えてみてください。

機能的なデザイン、住環境快適計画。
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