スタッフ日記
桜と樺の謎
こんにちは。
営業の石井正道です。
暖かくなってきましたね
春が来ました!!
街中の桜も満開で、お昼の時間に都立大学駅近くの緑道の前を通る度に、
その美しさに吸い込まれていきそうになります。
ということで、今日はこの桜について書いてみたいと思います。
「サクラ」にも色々なさくらがありますが、建築で使用される「サクラ」は、
フローリング等の材料として採用されることが多いです。
しかし、よく調べてみると、「サクラ材」と表記されている半分ぐらいが
実はカバ材を使用したものでした!!
しかも一社や二社ではなく、なかには「このフローリングはサクラカバ材です」
と表記されている商品までありました。
当然、桜(さくら)と樺(かば)は品種からなにから全然違う木です。
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【桜材フローリング】 【カバ材フローリング】
どういうことかと調べてみると、木材業界ではカバ材をサクラと呼んでおり、
本当のサクラ材の事を真桜(マザクラ)・本桜と表現しなければならない位に
「カバ」を「サクラ」と呼ぶ事は一般化しているようです。
では、なぜこんなにも混乱するような状態かというと、
その昔「樺(かば)」と呼ばれるものは、「サクラ」以前の「サクラ」の呼称
だったそうです。そのため以前は桜(ソメイヨシノのようなものではなく山桜
のことらしいです)を見たら「カバ」と呼んでいました。
また、木を切った際、樺目と呼ばれる横筋の走る樹皮がサクラが特にカバ
に似ているそうで、サクラの樹皮の細工のものを、その見た目から「樺細工」
とも呼ぶそうです。
つまりどちらかというと樺を「サクラ」と呼ぶのではなく
歴史的には桜のことを「カバ」と呼んでいたようです。
時代の流れの中でそのうちに、木材業界では「樺」と「桜」が
逆になったり混同したりして、全てが「サクラ」になったのではないか
と私は考えています。
さて、そんな「サクラ材」(正式にはカバ材)を床に貼りました!
(一部だけの貼替工事の完成写真です。。。)
場所は三越です!
そのな樺と桜について悩んだら、先ずはケンテックへ








































