戸建て全面改修工事【防湿シート+ゼオライト敷編】
カテゴリー:
営業スタッフ Fujikawa
お世話になっております。
営業部 藤川です。
前回の1階床下地組+防蟻材散布まですすみまして
その次の工程の工程の防湿シート+ゼオライト敷きの事を書いてみたいと思います。
防湿シートの敷き込み:
土壌の床下(布基礎など)の場合は、地面からの湿気の上昇を
抑えるために、床下地面全体に防湿シート(ポリエチレンフィルムなど)を敷き詰めます。
シートの継ぎ目は湿気が上がらないように重ね幅を大きくとり、テープなどでしっかり固定することが推奨されます。
ゼオライトの敷き込み:
防湿シーシートの敷設: トの上に、ゼオライトを均一な厚さ(例:1〜2cm程度、1坪あたり目安量を確認)に敷き詰めます。木製のレーキや板などで表面を平らにならします。
ゼオライトの効能・効果:
天然鉱物であるゼオライトは、その多孔質構造により、非常に優れた調湿機能や吸着作用を発揮します。
- 調湿作用(湿気対策):
- 湿度が高い時に空気中の水分を吸湿し、乾燥した時に水分を放湿するという「呼吸」を繰り返します。
- これにより、床下の湿度を適切な状態にコントロールし、結露の発生を抑えます。
- この機能は、自ら吸湿能力を再生するため、半永久的に持続するとされています(製品や環境によります)。
- 建物の耐久性向上・腐食防止:
- 床下の乾燥を保つことで、木材を腐食させる腐朽菌の活動や増殖を抑制し、土台の腐食や劣化を防ぎます。
- 結果として、建物の耐久性を向上させる効果があります。
- カビ・害虫の抑制:
- 多湿な環境を改善することで、カビやダニ、シロアリといった湿気を好む害虫の生息・繁殖しにくい環境を作り出します。
- ゼオライト自体に積極的な殺虫能力はありませんが、環境改善による予防効果が期待されます。
- 消臭・有害物質の吸着:
- ゼオライトの多孔質構造とイオン交換能により、アンモニアなどのイヤな臭いや、ホルムアルデヒドなどの**有害化学物質(VOC)**を吸着・除去し、床下から室内の空気質改善にも貢献します(シックハウス対策)。
- 断熱効果(副次的な効果):
- 熱を伝えにくい素材であるため、敷き詰めることで冬場の冷気を防ぎ、夏場の地熱を抑える断熱効果も期待できます。
防湿シートとゼオライトの併用は、土壌からの湿気を防湿シートで遮断し、床下空間の湿度をゼオライトで調湿するという、相乗的な湿気対策として有効です。

防湿シートを重ねて重ね部分をテープで止めて湿気が上がりにくいようにしております。

防湿シートの上にゼオライトを敷き詰めていきます。

鋼製束廻りもしっかりとテープにて湿気が上がりにくいようにしております。
お問い合わせはこちら