ペットと暮らす秋のリフォーム術
こんにちは。
住空間アドバイザーの鈴木です。
秋は過ごしやすい季節ですが、ペットと一緒に暮らしているご家庭にとっては、少し悩みが増える時期でもあります
特に犬や猫は「換毛期」を迎えることが多く、家の中が毛でいっぱいになってしまうことも。
掃除機をかけても、数時間後にはまた毛が舞っている…。
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
また、気温の変化により窓を閉める時間が増えると、
ペットのにおいがこもりやすくなるのも秋の特徴です。
来客があると「うちってこんなににおうのかな?」と気になることも
さらに、走り回るペットの爪で床や壁にキズがつきやすいのも悩みのひとつです。
そこで今回は「ペットと暮らす秋のリフォーム術」と題して、
快適さとデザイン性を両立させる工夫をご紹介します。
掃除しやすい床材へのリフォーム

ペットと暮らす家庭でまず注目したいのが床材です。
一般的なフローリングは見た目は良いですが、毛がからみやすく、滑りやすい点もあります。
そこでおすすめなのが「フロアタイル」や「クッションフロア」。
・ 毛が掃除しやすく、コロコロや掃除機で簡単に取れる
・ 耐水性があり、トイレの失敗や水こぼしにも安心
・デザインが豊富で、おしゃれな空間づくりにも役立つ
表面にすべり止め加工があるタイプなら、ペットの足腰への負担も軽減できます。
消臭・調湿機能を持つ壁材で快適に
ペットのにおい対策には、壁材の工夫が有効です。
「エコカラット」などの調湿・消臭機能を持つ壁材を取り入れると、室内の空気がぐっと快適になります。
・ 生活臭+ペット臭を吸着して、やわらかな空気環境に
・ デザイン性が高く、インテリアのアクセントとしても活躍
・調湿効果で、これからの乾燥する季節にも役立つ
においを気にせずに過ごせる空間は、家族はもちろん来客への配慮にもなります。
ペット専用の快適動線をつくる
リフォームのタイミングで考えたいのが「動線づくり」です。
ペット専用のドアや仕切りを設けることで部屋の出入りがスムーズになり、
ストレスを軽減できます。
・ドッグドア・キャットドア → 自由に行き来できる小型ドア
・ペットスペースのゾーニング → ケージやトイレの場所を計画し、床材や壁材もそのエリアに合わせて強化
秋の夜長にリラックスする家族と一緒に、ペットものびのび過ごせる空間をつくれます。
収納+デザインの工夫

ペットと暮らす家では、グッズやフード、ケア用品が増えがち。
だからこそ「見せない収納」が大切です。
・引き出し付きベンチ収納
・壁面収納にペットグッズ専用の棚を設置
・玄関やリビングに消臭機能付き収納を組み込む
生活感を出さない収納を工夫することで、すっきりとしたおしゃれな空間をキープできます。
デザイン性と快適性の両立
ペット向けリフォームというと「実用性重視」と思われがちですが
最近はインテリア性に優れた建材や設備が増えています。
木目調の床材や、アートパネルのような消臭タイルなど、
デザインと快適性を兼ねた選択肢が豊富。
「かわいいペットと暮らしていても、インテリアはあきらめたくない!」という方にこそ、リフォームは心強い味方です。
秋は毛の抜けやにおいなどペットと暮らす上でちょっと気になることが増える季節。
しかし、床材・壁材・動線・収納を工夫することで、驚くほど快適な暮らしが実現できます。
大切なのは「ペットと人、どちらも心地よく過ごせる空間」を意識すること。
秋の心地よい時間を、家族とペットが一緒に楽しめるように、
ぜひリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
機能的なデザイン、住環境快適計画。
リノベーションのことならケンテックへご相談ください。