戸建て全面改修工事【床断熱材編】
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営業スタッフ Fujikawa
おせわになります。
営業部 藤川です。
前回の【防湿シート+ゼオライト敷編】まで工事が進み床断熱材の取付となります。
1. 床断熱材の主な種類
素材によって大きく3つのグループに分けられます。
発泡プラスチック系(主流)
◆ポリスチレンフォーム(カネライト、スタイロフォーム等): 板状で水に強く、床下環境に適しています。
◆フェノールフォーム: 非常に高い断熱性能と耐火性を備えた高性能材です。
◆硬質ウレタンフォーム: 現場で吹き付けるタイプもあり、隙間なく施工できるため気密性に優れます。
繊維系(コスト重視)
◆グラスウール: ガラスを繊維状にしたもので、安価で防火性に優れますが、湿気に弱いため床下では防湿対策が必須です。
◆ロックウール: 岩石を原料とし、耐火・吸音性に優れています。
天然素材系(環境配慮)
◆セルロースファイバー: 新聞古紙が原料。吸放湿性や防虫・防音効果があります。
◆羊毛(ウール): 天然の調湿機能を持っています。
2. 床断熱の必要性とメリット
床断熱を行うことで、住環境に以下の大きなメリットをもたらします。
◆底冷えの解消: 冬場に床下から伝わる冷気を遮断し、足元の冷えを軽減します。
◆省エネ・光熱費の削減: 冷暖房(特に床暖房)の効率が上がり、電気・ガス代の節約につながります。
◆結露・カビの防止: 床面の温度低下を防ぎ、結露の発生を抑えることで住宅の耐久性を高めます。
◆ヒートショック対策: 部屋間の温度差を小さくし、健康リスクを低減します。
上記のメリットがありまして断熱材を天井・壁・床に敷き詰めて温度差の少ない住宅に仕上げてまいります。

